9月25日にさいたまスーパーアリーナでビックマッチを控える両選手。
メイウェザー側からしたら、消化試合かもしれませんが、以前の那須川天心戦と違って、朝倉未来には体重があるので1発が期待できます。
それにメイウェザーはもう45歳、スピードや動体視力など20代と比べれば確実に落ちているはずです。
冷静で頭を使った試合運びをする朝倉未来さんならその辺りはかなり研究していると思いますが、今回は
そんなメイウェザーの過去の試合を見て朝倉未来に勝機はあるのかを分析してみました!
メイウェザーのプロフィール
- 名前 :フロイド・ジョイ・メイウェザー Jr.
- 通称:Money(金の亡者)・Pretty Boy(プリティー・ボーイ)・TBE(The Best Ever、史上最高)
- 生年月日:1977年2月24日(2022年8月現在45歳)
- 血液型:A型
- 身長:173cm
- リーチ:183cm
- 出身地:アメリカ・ミシガン州・グランドラピッズ出身
- ボクシング5階級制覇
- 戦績50戦50勝0敗(27KO)
- 世界のスポーツ選手の長者番付で何度も1位に輝く
ボクシング界を無敗で引退したスーパースター、フロイド・メイウェザー。
試合前はトラッシュ・トークと言われる相手を汚い言葉で挑発するなどが心理戦も得意で、
並のメンタルなら試合前にプレッシャーで押し潰されそうになるかと思います。
こういう時に自分の支えになるのは過去の実績や、練習量だと思います。
朝倉選手はその辺りのメンタル管理は問題ないと思いますので期待ですね!!
メイウェザーの戦績
戦績50戦50勝0敗(27KO)
これはプロボクシングでの戦績です。
アマチュア時代の戦績は
84勝8敗だそうです。
1993年、アマチュア時代にメイウェザーはナショナル・ゴールデングローブスにライトフライ級で出場し、決勝でエリック・モレルに勝利し優勝しています。
このエリックモレルは後の2階級制覇の世界チャンピォンです。
余談ですが、エリックモレルの戦績は50戦46勝4敗(21KO)です。2009年には長谷川穂積との試合も決まっていたこともあったのですが、過去の刑事事件の逮捕歴で日本に入国できなかった為、試合は叶いませんでした。
そこから1994年の後半からプロデビューするまではあまりいい結果が残せない時期が続きます。
当時のトレーナーはお父さんのメイウェザー・シニアだったのですが、コカインの密輸で服役することになります。
そしてプロデビューしてから14戦目までは、ロジャー・メイウェザーという叔父さんにトレーナーとしてついてもらっています。
ロジャー・メイウェザーは元2階級王者でトレーナーが変わったのはメイウェザーにとっては良かったのかもしれないですね。
ヘナロ・エルナンデスとの対戦
1998年10月3日、18試合目でWBC世界スーパーフェザー級王者ヘナロ・エルナンデス(アメリカ)と対戦し、8回TKO勝ちで王座を獲得しています。ファイトスタイルはあまり変わっていないですね。
ホセ・ルイス・カスティージョとの対戦
2002年4月20日のWBC世界ライト級王者ホセ・ルイス・カスティージョ(メキシコ)との一戦。3-0の判定勝ちで王座を獲得。2階級制覇に成功したのですが、この試合の判定はかなり揉めたようです。しかし、12月7日に再戦して完全に勝っています。こちらは始めの疑惑の動画です。
アルツロ・ガッティとの対戦
2005年6月25日、WBC世界スーパーライト級王者アルツロ・ガッティ(カナダ)と対戦。この試合はメイウェザーにとって初めてPPV放送される試合とあって、試合前の会見ではいつも以上に挑発的な態度とトラッシュ・トークを行っていた。
試合は6回終了TKO勝ちで王座を獲得、3階級制覇に成功した。勝利後は、試合前の強気が嘘のように嬉し涙を流して号泣した。同王座は防衛せず返上。
ガッティはファイターで力はあるのですが、メイウェザーのテクニックの前では空回りでしたね。
ザブ・ジュダーとの対戦。スピードで序盤押される。
序盤にメイウェザーがスピードで負けていますね。サウスポーは苦手だったのでしょうか。
ローブローで激怒して乱入って3兄弟のお父さんみたいですね。
2006年4月8日、IBF世界ウェルター級王者ザブ・ジュダー(アメリカ)と対戦。「宿敵」と題されたこの試合では序盤からジュダーにスピード負けする展開。2ラウンド、ジュダーのパンチでよろめいたメイウェザーがはっきりと右グローブをキャンバスにつける場面があったが、レフェリーはスリップと裁定。10ラウンドにジュダーの放ったローブローと後頭部への反則パンチを受けてメイウェザーが倒れると、メイウェザーの叔父でチーフセコンドを務めるロジャー・メイウェザーが激怒してリングに乱入、ジュダーの父でチーフセコンドのヨエル・ジュダーと乱闘になり、そこからさらに両陣営入り乱れての大乱闘に発展した。乱闘は関係者と警備員に止められ、5分後に試合が続行された。中盤から失速したジュダーを攻めたてて3-0の大差判定勝ちで王座を獲得、無敗のまま4階級制覇に成功した。このタイトルは防衛せず返上。
4月13日、ネバダ州アスレチックコミッションは、乱闘の発端となったロジャー・メイウェザーに罰金20万ドルと1年間のセコンド禁止処分を課し、5月8日にヨエル・ジュダーに罰金10万ドルと1年間のセコンド禁止処分、メイウェザーのアシスタントセコンドを務めたレナード・エレーベに5万ドルの罰金と4ヶ月のセコンド禁止処分、ザブ・ジュダーに35万ドルの罰金と1年間の出場停止処分を課した。
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元6階級王者のオスカー・デ・ラ・ホーヤとの対戦
こちらは本当に世紀の一戦でしたね!PPVも240万件とのことです!
2007年5月5日、WBC世界スーパーウェルター級王者オスカー・デ・ラ・ホーヤ(アメリカ)との「世紀の一戦」を2-1の12回判定で下し、王座を獲得した。トーマス・ハーンズ、シュガー・レイ・レナード、オスカー・デ・ラ・ホーヤに次ぐ、史上4人目の5階級制覇王者となった。全勝のまま5階級制覇達成は史上初の快挙。その後、スーパーウェルター級王座を返上し、ウェルター級王座を保持する形となった。この試合は1億5000万ドル以上の興行収益を生み出し、当時の最高記録を更新。HBOによってPPV生中継され、約240万件のPPV売り上げを記録した。これはイベンダー・ホリフィールド対マイク・タイソンの再戦の際の約199万件を更新し、当時の史上最多の売り上げとなった。メイウェザーはこの試合で1,000万ドルのファイトマネーに、ペイ・パー・ビュー売り上げの歩合を加えた総額2,500万ドルのファイトマネーを稼いだ。
wiki
この後にメイウェザーは一度ボクシングを引退しています。理由は「ここ数年はボクシングに自分の望みを見いだすのが困難だった」だそうです。完全に燃え尽きていますね。そして1年10ヶ月程で、復帰します。
スーパー王者(4階級王者)ミゲール・コットとの対戦
足を止めないことが大事ですね。一瞬も気が抜けない試合内容でした。
2012年5月5日、刑の執行が6月まで延期されたことにより、MGMグランド・ガーデン・アリーナでWBA世界スーパーウェルター級スーパー王者ミゲール・コット(プエルトリコ)と対戦。コットの圧力に押し込まれる場面が所々あったものの、最終的には試合をコントロールし3-0で判定勝ちとなり、WBAスーパー王座を獲得した。
同時にWBCよりダイヤモンド王座が贈られた。
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6階級制覇王者マニーパッキャオとの対戦
フィリピンの英雄ですね。朝倉未来さんが最近一緒に動画を撮られていましたが、この試合を見ると、いかに凄い人だったのかということを思い知らされます。ボクシングは本当に奥が深いです。
2015年5月2日、MGMグランド・ガーデン・アリーナにて、WBO世界ウェルター級王者マニー・パッキャオ(フィリピン)と王座統一戦を行い、12回3-0(2者が116-112、118-110)の判定勝ちを収め「世紀の一戦」を制し、3団体統一に成功した。
総合格闘家のUFC世界ライト級・フェザー級王者コナー・マクレガーとの対戦
総合格闘技家との対戦ということも有り話題性がかなりあった為、メイウェザーは300億円も稼いでいます。
マクレガー自身もかなりぶっ飛んだ人で素行の悪さなどがピックアップされています。
それにしてもお金の桁がおかしいですね。それだけ注目を集めたのでしょうけど。。
2017年8月26日、現役復帰をして、T-モバイル・アリーナにて総合格闘家のUFC世界ライト級・フェザー級王者コナー・マクレガーとスーパーウェルター級12回戦を行い、10回1分5秒TKO勝ちを収めた。この試合は、アメリカ歴代2位のペイ・パー・ビュー売り上げとなった430万件と、同じくアメリカ歴代2位のチケット収入5540万ドルを記録。イギリスでもペイ・パー・ビューを100万件以上売り、それまで歴代最高だったアンソニー・ジョシュアvsウラジミール・クリチコの記録を塗り替え、イギリスのペイ・パー・ビュー売り上げ記録を更新。ネバダ州ラスベガスのスポーツブック記録では、それまでボクシングの試合に賭けられた金額の総計が歴代最高だったメイウェザーvsパッキャオの5000万ドルを塗り替える6500万ドル(約70億円)を打ち立てるなど、歴史的な成功を収めた興行になり、メイウェザーは1億ドル(約110億円)、マクレガーは3千万ドル(約33億円)のファイトマネーを稼ぎ、ペイ・パー・ビューの歩合収益等の興行収入を加えて最終的にメイウェザーは2億7500万ドル(約300億円)、マクレガーは8500万ドル(約95億円)を稼いだ
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那須川天心との対戦
改めて見ると那須川選手、善戦してますよね。始めのダウンがなかったらもっといけたのかもしれません。
朝倉未来のメイウェザー戦に向けた行動
朝倉さんはメイウェザー戦に向けて過去に対戦したことのあるマニー・パッキャオの元を訪れています。
そこでパッキャオとパッキャオのトレーナーの3人でメイウェザー対策を試みています。
こちらがその動画です。
その後にも元世界チャンピョンの元を訪れて色々と指導してもらっています。
ここまでしてるんですから間違いなく、ボクシングスキルは向上しているはずですよね!
試合を分析してみて
結論ですが、サウスポーの総合格闘家のマクレガーが善戦している。
マニー・パッキャオのトレーナーと朝倉未来はメイウェザー対策をしてる。
朝倉未来はボクシング行脚みたいな感じで日本の元世界チャンピョンから直に学んでいる。
総合的に見ても勝機はあるかと思います!!試合楽しみですね!