2021年の8月に27歳という若さで亡くなってしまった、元中日ドラゴンズの木下雄介投手。本当にこれから!という時の訃報にファンの方々は落胆したのではないでしょうか。。
そして今問題になっているのはその木下雄介さんが球団の補償金の対象かどうかという話です。
きっかけは木下雄介さんの嫁の茜さんのインスタでの激白でした。
こちらが対象の場合、遺族には5000万円の補償金が支払われるのですが、球団側がこれを認めていない。というのが現状のようです。
苦労人の木下雄介さん、一度は諦めた野球の夢を再び追い、やっと結果が出た矢先の出来事。年俸数億円で結果の出ていない選手がゴロゴロいる中でこの補償くらい球団は対応できないものなのでしょうか。
球団のイメージも悪くなるような気がしますが・・・今回はそんな木下雄介さん一家を調査してみました!
木下雄介さんのプロフィール
- 名前 :木下雄介
- 生年月日:1993年10月10日
- 血液型:A型
- 身長: 183cm
- 体重:80kg
- 出身地:大阪
- 右投げ右打ち
- 2016年育成枠での1位指名
- 生光学園高-駒沢大中退-四国ILplus・徳島-中日
2021年はキャンプインした時からその期待は爆上がりしており、ストレートの伸びとキレが非常によく、リリーフかクローザーで使われる予定だった木下雄介さん。
しかし、シーズン開幕前のオープン戦で「右肩脱臼」の大怪我をしてしまいます。脱臼は癖になるといいますし、手を思い切り、振り切れないとなると投手としては致命傷になる可能性もありますよね。
でも、めげずに、ひたむきに野球を続ける姿に胸を打たれたファンは多かったのではないでしょうか。
木下雄介さんは過去に「どん底を経験しているから大丈夫」と気持ちを切り替えたそうです。ピンチはチャンスですから、そのメンタルは大事ですよね!
木下雄介さんは野球を一度諦めている
生光学園高3年夏の徳島大会では準優勝。その後、四国選抜に選ばれてハワイ遠征をするなど順調な木下雄介さん。
しかし、駒沢大学時代に肘を痛め、野球の夢を諦めた過去があります。入学後わずか4ヶ月で大学を中退、バイト生活に入ります。
その後はフィットネスジムのトレーナー、不動産会社の社員など経験されています。大学辞めたのは野球ができなくなったからなのでしょうか。。
再び野球をすることに!
木下雄介さんは友人に誘われた草野球で、久々に投げたそうです。
その楽しそうな姿を見て奥さんは「もう1度真剣に野球やったら?」という言葉をかけたそうなのですが、ここで再び野球魂に火がついたようです。
そして、四国の独立リーグの「徳島インディゴソックス」に入団されます。その後中日ドラゴンズのスカウトの目に止まり中日ドラゴンズに入団されます。野球の神様はまだいましたね!
結婚の報告と、決意
徳島インディゴソックス時代に、奥さんの妊娠が分かり、これを機に木下さんは「野球を辞めて就職します」と奥さんのお父さんに言ったエピソードがあるそうです。
その時に奥さんは怒って、「野球を辞めるなら、結婚しない。シングルマザーで子どもを育てる。」と言われたそうです。
木下さんの中で向こうのお父さんを納得させる為の苦渋の決断だったかもしれませんが、これを怒ってくれた奥さん素敵ですよね!このエピソードがあるから中日ドラゴンズ、木下雄介が誕生したのですから!
独立リーグでの木下雄介さん
2014年に四国リーグ インディゴソックスに入団された木下雄介さん。
始めは120キロ台のストレートからのスタートだったようです。その後2年かけて150キロまで伸ばされています。驚異的ですよね(笑)
木下さんきっかけでインディゴソックスは投手育成能力が高いとの評判がついたみたいですね!
2年目からはクローザーを任され28試合に登板。1勝2敗3セーブ 防御率3.45 奪三振34という成績を残されています。
年俸と実績の変化
2016年育成枠で中日ドラゴンズに入団 支度金200万 推定年俸300万
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2018年支配下登録される 年俸700万 (1軍で14試合に登板 防御率5.40 奪三振14)
↓
2019年 年俸700万を維持 (1軍で5試合に登板 防御率5.68 奪三振6)
↓
2020年 年俸900万 (1軍で18試合に登板 防御率4.08 奪三振24)プロ初セーブ記録!
入団されてからは順調に実績を重ねていますね。
木下雄介さんの奥さん
- 名前:木下茜
- 年齢:31歳(2022年現在)木下雄介さんの2つ上
- 子ども:2人 叶望(かのん)くん 志厳(ぐげん)くん
2019年6月26日に放送された、TBS「プロ野球選手の妻たち」というドキュメンタリー番組にも登場しています。姉さん女房でしっかり木下さんを支えていますね!
二人の出会い
出会いは木下さんが大学を辞めて大阪に帰ってきて、アルバイトでスポーツのジムのインストラクターの仕事をすることになります。そこで契約社員で働いていた、茜さんに出会います。
木下さんの第一印象は金髪で最悪だったそうです(笑)背も高いし、スポーツマンの金髪は怖い印象を持ったのではないでしょうか。
茜さんは2歳の頃から水泳をしていてオリンピックを目指すほどの選手だったそうです!しかし、思うように結果がでず高校3年生で水泳の夢を諦めます。
このような過去があるから、実力があるのに怪我で夢を諦めた木下雄介さんには頑張ってほしいと思ったのではないしょうか。
木下茜さんのインスタグラム
こちらが茜さんのインスタグラムです。
https://www.instagram.com/y.k.1010/
写真を見ると木下雄介さんを思い出します。上の写真は亡くなる1時間前に撮られた写真だそうです。本当にこれからいう時の訃報、いたたまれないです。。
木下茜さんの訴え
今回話題になっているのは週刊文春での記事だと思います。ざっくりの内容としては、
・倒れた時に適切な処置をしていれば木下雄介さんは助かっていた。後遺症は残ったかもしれないが亡くなるまでには至っていない。
・スタッフがAEDを探しに行ったのは、搬送要請の後
・中日が遺族に隠していた「補償金5000万円」の存在
・メニュー表から消された倒れる直前のトレーニング内容、加藤代表が茜さんに言った“失言”
https://bunshun.jp/articles/-/56342?page=2
などで書かれているようです。興味ある方はぜひ見に行って見てください。
球団の対応
この補償金の問題についてですが、球団側は「問題があったとはとらえていない」と回答されています。
なので「払う必要はない」という姿勢なようです。しかし、上記の消された直前のトレーニング内容。なんて書かれているのを見ると、なぜ消す必要があるのか、と思ってしまうのが一般心理だと思います。
これから世論が騒ぐ可能性は大きいですから球団側は対応を間違えた場合、炎上は必至ではないかと思われます。
ネットの声
大きな流れとしてはこんな感じでしょうか。
木下雄介さん 倒れる
↓
解剖結果でワクチン接種直後に激しい練習を行った副反応(心筋炎)の可能性高いと診断される
↓
「練習に起因する死亡は遺族へ5000万円支払う」という契約を球団が遺族に教えず
↓
気づいた遺族に「死因不明なので500万だけ払う」との対応で炎上中
倒れた後の対応も大事ですが、契約の文面の内容を守らないのもどうかと思いますけど。。
まとめ
中日ドラゴンズの球団には誠意を見せてほしいですね。
木下雄介さんの死が無駄にならないように、スタッフの対応なども再確認する必要がありそうですし、黙っていればバレない時代は終わっている。ということに気づいてほしいものです。